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プロセスワーク

プロセス指向心理学としても知られるプロセスワークは、ユング心理学を基に東洋思想から現代物理学まで取り入れた最先端の心理学です。私たちは多くの可能性や潜在力を持ちながら、「私はこういう人である」「○○すべきだ」「○○してはいけない」と意識的、無意識的に決めていまい、限られた可能性にしか気がつかないものです。プロセスワークでは問題や悩み、葛藤は、新たな可能性や生き方が生まれようとしているチャンスでもあると考えます。そして繊細なアウェネス(気付き)を大事にしながら、その可能性をひも解くための体系的な方法論を提供します。

プロセスワークは1970年代、ユング派の分析家であったアーノルド・ミンデルが、心と体の共時的なつながりを発見したところから始まりました。痛みなどの身体感覚や意図しない動きを無視せずに丁寧にたどっていくと、夢と同じように無意識にアクセスできることを見いだしたのです。そして意識されないけれど本人にとって必要なメッセージを引き出すための、アウェアネス(気付き)をベースにしたスキルを発展させていきました。言語的なものだけでなく、非言語的なものにも注意を向けアプローチしていくために、昏睡状態にいる人やいわゆる精神病状態で言語的なコミュニケーションが難しい人にも働きかけていくことができます。

やがてミンデルは心と体だけでなく、個人と他者、個人と世界も分ちがたいつながりがあり、人間関係や世界にも働きかけていく必要性に気づきました。例えば社会的抑圧がストレスとなって身体症状として現れる場合、個人だけでなく社会そのものも変わっていく必要があるわけです。そこでプロセスワークは個人だけでなく、関係性やグループ、組織、コミュニティへの取り組みも発展させました。




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